自然と家族が集まるリビングがある、夫婦でつくり上げた家
七戸町・Kさま邸
マイホームを建てる友人が増えてきたため「自分たちも」と考え始めたKさんご夫妻。住宅メーカーを3社ほど回りましたが決められず、友人の紹介で第一ホームを訪ねました。子どもが飽きないように気遣いながら対応する営業の様子に信頼を感じ依頼。特に心配だった予算も「無理がないように考慮してくれて、何でも相談できる安心な家づくりでした」とKさんは話します。
周りを自由に歩けて、ダイニングからも手伝えるアイランドキッチンは、家族との会話を楽しみながら家事ができる。ダークブラウンの木目調にした下がり天井は奥さまの要望
完成したマイホームはKさんが間取り、奥さまが内装を考えたご夫妻の共同作品。住宅メーカーのサイトやYouTubeのルームツアーを参考にした間取りは回遊性を重視した家事が楽な動線です。最高3.6mの勾配天井を取り入れたリビングは面積的には小さめですが、その分キッチンや洗面脱衣室、ウォークインクローゼットなどを広くし、家全体にゆとりを持たせました。
キッチンのペンダントライトは3つとも種類を変え、それぞれの高さにもこだわった
収納スペースは充分あると判断し、アイランドキッチンの背面は吊り戸棚ではなく飾り棚に。ハロウィンやクリスマス、季節に合わせた小物や雑貨が置ける
家族共用のカウンター。キッチンの隣なので、家事をしながらお子さんの勉強を見守ることもできる。ニッチにコンセントや充電器、鉛筆削りなどの小物をしまえるので、小さいようで十分なスペースがある
マグネットが付く壁にして学校からのプリントや生活に必要なお知らせを掲示。出入り口から直接目に入らない場所にして、部屋の雰囲気を壊さないように配慮した
人工大理石の天板や間接照明でリゾートホテルのような洗面台。奥は脱衣所を兼ねたランドリースペース。衣類乾燥機を設置し、洗濯はここで完結する。2カ所あるドアには鍵が付いているので、入浴時はプライベートを確保することも可能
6帖の主寝室。今はファミリークローゼットとして使っているウォークインクローゼットとつながっている
約4帖のウォークインクローゼットはLDKからもアクセス可能。LDK、主寝室、ウォークインクローゼットで回遊できるため、衣類の出し入れが便利
帰宅するたびに「建ててよかったと感じる」デザインは奥さまのセンスが光ります。照明は部屋ごとに選び、飾り棚やニッチを各所に配置。洗面台は人工大理石の天板や大きな鏡、間接照明でホテルライクに仕上げました。家族共用のカウンターも収納やコンセントは掘り込みにしてすっきりとした印象。壁紙も丁寧に選び、細かく切り替えました。
コンセプトを象徴する丸い窓は特注。グレー、ミント、白を基調、黒を差し色にした住まいは、シックな色使いでゆったりした空間が演出されている。リビングは6帖ほどの広さだが、最高3.6ｍの勾配天井の効果でもっと広く感じる
デザイン面だけでなく性能面も充実しています。「エアコンの設定温度がそのまま室温になります」と奥さま。標準仕様である吹き付け断熱で高い断熱性と気密性を同時に確保しています。
家中どこでも快適ですが、家族が集まる場所はやはりリビング。「今は家族4人で一緒にリビングで過ごす時間が一番幸せです」とご夫妻は話してくれました。
2階は子どものためのスペース。本棚やおもちゃ用の飾り棚などがあるホールはフリースペースとなっている
約5帖の子ども部屋。家族の時間を大切にしたいご夫妻の希望により、シンプルなデザインにした
アイアン製の黒い手すりがアクセント。全体的に淡い色彩でまとまった空間を、黒色で引き締めている
水面のような光が壁に投映されるペンダントライトも照明の配置も奥さまのこだわり。トイレは1カ所だけなので、2階からも入りやすいよう階段の向かいに配置
奥さまが「絶対に使いたかった」というバブルシャンデリア。飾り棚としてのニッチもあり、玄関ドアをくぐった瞬間から好きなものが目に入るデザイン。玄関のタイルは調湿や消臭効果のあるエコカラットを使用
大収納のシューズクローゼット。玄関まで暖かいので、雪や雨で濡れた靴やコートを置いておくだけで乾く
お子さんともコミュニケーションを取りながら打ち合わせを進め、竣工後も親しい間柄に
担当者の声
Kさま邸のコンセプトは「まるみ」。インテリアだけでなくLDKに特注の丸い窓を配置したり、ニッチの角や下がり壁を丸く仕上げたりしています。お子さんに優しい家づくりを心掛ける当社では、ケガ防止のため基本仕様として壁や柱のヘリを丸くしていますが、Kさま邸では機能をデザインとしてもご活用いただきました。2階は子ども部屋のみとし、お子さんが独立した後、当初の希望だった平屋ライクな暮らしができるよう主寝室を1階に設計する工夫もされています。ご夫妻のアイデアを実現するために、知識や技術の面でお手伝いさせていただきました。
